スピノザのエチカ
新宿のマインズタワーの近くにある「ミルクランド」というお店でランチを食べました。
表の通りに面していないので場所がすこし分かりづらいです。
料理は和風で非常においしいです。野菜の皮が剥いてなかったりしてます。マクロビオティックに似ていますが牛乳もあります。ホットミルクもおいしかったです。平日しかやってないのが残念です。かなりおすすめです。
お茶の水に移動して歯医者へ。最近は大きな虫歯でも型取りして金属を埋め込む事をしないで全て樹脂で埋めてしまうそうです。なので1回で終わりました。噛み合わせをその場で調整するので歯医者さん的には少し面倒らしいです。でも患者としては素晴らしいです。見た目も銀ではなくて白いので良いです。
神保町に向けて歩いて行くと明治大学があるのでなんとなく入ってみました。すると今日これからあの茂木健一郎さんの特別講義があるそうなので参加してみました。脳科学と哲学の対話と題されたシリーズで今回はスピノザとオスカー・ワイルドを取り上げていました。
スピノザは著書「エチカ」の中で「神は至る所にあり無限の存在で全ての属性を有している」というその時代としてはかなり異質な概念を提起したそうです。茂木さんが常々議論する偶有性に関してですが、スピノザは偶有性の起原は我々人間が持つ限界に由来すると考えていた、と茂木さんは言ってたように感じました。そのような考え方、つまり決定論的な考えは僕にとってはとても自然でなんの違和感もありません。自由意志が幻想であると言われてもとくに悲しみは感じません。僕が偶有性の問題を捉え切れていないような気もします。
オスカー・ワイルドも収監されている間に深く考え独自の理論を構築したそうです。二人とも孤独であったと茂木さんは言ってました。
その後駿河台下まで歩いて文房堂をのぞいたら一階に出来の良いぬいぐるみがありました。KÖSEN(ケーセン)というドイツの会社のものだそうです。品番3280の白くまです。ちなみにウムラウトがタイプできないときはKOESENと書くらしいです。
この前行った「誠(まごころ)」でまたスンドゥブを食べました。スペシャルの白モツとニラのスンドゥブです。癖になるおいしさです。相変わらず店員さんの威勢が良いです。