2010/04/29

石神井公園でまったり

石神井駅の西側にある「手打そば 菊谷(きくたに)」で昼食を食べました。
ぼくはもりの大盛り、うっこは練馬地野菜ぶっかけの十割にしました。蕎麦の風味がしっかりしてとってもおいしかったです。オープンして5周年だそうです。こだわりが感じられるいい蕎麦屋だと思いました。
菊谷
菊谷


駅北側のタリーズで休憩したあと、石神井公園の池の方へ歩いて行ってみました。この近辺はいろいろ工事が行われています。石神井公園駅自体も現在上り線が高架になっていて踏切は半分になっています。これだけでもだいぶ違ってきているのではないでしょうか。
駅南側の商店街の狭い路地を路線バスが通過する様を見ると整備の必要性を痛感します。
駅の東側の踏切から南へ補助第132号線という道路の建設が進んでいました。途中までは用地買収も進んでいるようです。しかし途中の稲荷神社の辺りから工事が全く進んでいないように見受けられました。古くからある家が多そうで整備が難しそうです。

池の畔までたどり着くとその近くに和田堀緑道と名付けられた道がありました。石神井池からの流れを暗渠化した跡で、東にある山下橋付近で石神井川と合流していたそうです。


池の周囲の歩道を散策してみました。
カルガモ、ハシビロガモ、カイツブリなどを見ることが出来ました。カワセミは見つかりませんでした。

石神井池と三宝寺池の間辺りに新しく「石神井公園ふるさと文化館」がオープンしていました。石神井図書館の地下にあった練馬区郷土資料室を拡張した施設の様です。
1階には「エン座」という武蔵野うどんの店がありました。今度ぜひ食べてみたいです。
2階の常設展示室では練馬の歴史をわかりやすく説明してあり、実際に手に触れることが出来る展示が沢山あってとても良いと思いました。
訪れた日は、開館記念特別展として「練馬区の博物館・美術館の共演」と題された展示が催されていました。練馬区内にある12の博物館・美術館の所蔵品の一部が展示されていました。まだ行ったことがない施設も多かったのでこんどぜひ訪れていみたいです。
ギャラリーには照姫まつりの写真パネル展がありました。第19回『照姫まつり』では雨天のため行列が中止になってしまった時、照姫が本当に悲劇のヒロインになってしまったのを思い出しました。

ふるさと文化館の隣の池淵史跡公園には旧内田家住宅が復元されていました。この場所自体は石器時代の住居跡が見つかった遺跡だそうで、その場所を埋め戻して茅葺き屋根の古民家を移築したそうです。

その後、三宝寺池も1周してみました。練馬区内とは思えない程の眺めです。
三宝寺池


石神井駅の南側に戻ってきて商店街にある茂蔵という豆腐屋で湯葉豆富というのを買いました。全体が湯葉ではなく豆腐の上に湯葉がのっているものですが割とおいしいです。篠崎屋という企業が経営しているそうですが豆腐業界もいろいろ複雑な様です。

2010/04/19

数学ガール フェルマーの最終定理

数学には興味はあるのですが難しいのでなかなかとっつき辛いです。でもこの本はフェルマーの最終定理の理解に必要なピースを読者を置いてきぼりにすること無く一歩一歩丁寧に説明してくれます。必然的に本自体は厚くなりますがそれが丁寧さの表れです。最終盤のフェルマーの最終定理の説明部分で楕円関数が登場する辺りから難しくなってきて細かい計算はフォローできませんでしたが、それ以外は数学の素養の無い僕でもついていくことが出来たのが驚きです。数学のおもしろさを垣間見ることができました。数学ガール独特の萌えの要素も程よく心地よいです。作者の結城浩さんのセンスには脱帽させられます。
とってもおすすめです。1作目の「数学ガール」もぜひ読んでみたいです。

結城浩「数学ガール フェルマーの最終定理
数学ガール

2010/04/18

独法研究所の一般公開

科学技術週間ということで全国の研究施設で一般公開が行われています。今年は昨年訪れた宇宙航空研究開発機構(JAXA)に隣接する3つの研究所(海上技術安全研究所・交通安全環境研究所・電子航法研究所)に行ってみました。
三鷹から小田急バス仙川行(鷹54)で10分ほどで三鷹農協前バス停に到着しました。そこから南に少し歩いて、東八道路を渡ってやっと到着しました。東八道路は国道20号の混雑解消の為に計画されている道路らしいですが反対運動の影響などでまだ完成には至っていないそうです。ちなみに計画中の道路で現在既にある道路を「現道(げんどう)」と呼ぶらしいです。

最初は「海上技術安全研究所(NMRI)」に入っていきなり食堂で昼食をたべました。どこの研究所も一緒ですがあまりぱっとしません。
食堂の建物では放射線に関する展示がありました。登山などで使うランタンのマントル(ほや)の部分には明るさを増す為にトリウムという放射性物質が入っているらしいです。もちろん危険なレベルでは無いらしいです。
温度差を利用するスターリングエンジンの実演もありました。色んなところで見かけますが本当に実用化可能なのでしょうか。
深海水槽という深い水槽では人工的に色々な形の波を作っていました。理論的には簡単そうですが実際に理論通りに波を作るのは難しそうです。
400m水槽という長い水槽では船が進む時の抵抗などをロウで作った模型の船で計測する実演が行われていました。模型船曳航用の車両に実際に乗ることができて楽しいかったです。

次は「電子航法研究所(ENRI)」です。先程よりは規模は小さい様です。航空管制のシミュレーションが行われていました。設備が古そうに見えますがこんなものなのでしょうか。
電子航法研究所

最後は「交通安全環境研究所(NTSEL)」です。鉄道の台車のテストが行われていました。この実験設備は本当に鉄道の台車の開発だけを行う為のものなのでしょうか。鉄道総合技術研究所などもっと鉄道技術開発に特化した施設で行った方が効率が良いように思いました。
鉄道構造物実験棟
鉄道用台車試験設備

低視程実験棟では人工的に発生させた霧の中での標識などの見え方を研究していました。濃い霧がちょっと楽しいです。
三菱の「i-MiEV」とスバルの「プラグイン ステラ」の2台の電気自動車が展示されていました。バッテリーなどコストが高いうちは無理して普及させてもお金がかかる一方だと思われます。無理して普及させるよりも安く作る方法を開発した方がよいでしょう。安く作る方法が確立してから一気に数を増やしてコストを下げれば効率的な気がします。

全体的に感じたのは企業が行っている研究開発などとは異なってすぐに実用化されるようなものは少ないと感じられました。でもそれは研究所の特性であって仕方ないのかもしれません。しかし若干危惧されたのはこんな感じだと10年後、20年後でも役に立たないのではという雰囲気が感じられたことです。全般に設備は古く、時代遅れになってしまっていないか気になります。研究課題の偏りや重複などガバナンスが適切に行われているのでしょうか。つまり敢えて厳しく言えばぬるい印象を感じたのです。
これら研究所は昨今事業仕分けで取り上げられているまさしく「独立行政法人」です。多くの税金が投入されている研究機関である以上更なる効率化は必至でしょう。


三鷹市役所前バス停から小田急バス(吉01)吉祥寺駅行に乗りました。終点までは行かず、「文化園前」で下車しました。井の頭公園に向かい池のボートに乗りました。水の上は何故か楽しいです。
池ではカルガモ、キンクロハジロ、オオバン、カイツブリなどを観察することができました。先日購入した「<ハンディ図鑑>新・水辺の鳥」が威力を発揮しました。

吉祥寺駅方面に向かうときにいつもより東側の坂を登っていくとその先に「おこわ米八本店」がありました。そこに併設されている「お蔵」というギャラリーで吉祥篆刻展が開催されていました。吉永隆山先生という方の教室の展覧会のようでした。以前、学校の美術の時間に篆刻をやって楽しかったのが思い出されます。わりとはまります。

吉祥寺駅周辺を散策すると「ウッドベリーズ」というフローズンヨーグルトのお店がありました。はっさく味にしました。さっぱりとしいてとてもおいしかったです。

吉祥寺は今、改装が相次いでいてユザワヤは丸井へ移動していていました。駅ビルだったロンロンはアトレに生まれ変わりつつあります。まだ一部しか改装が終わっていいないにも関わらず既に営業を開始していました。広告に江口寿史さんのイラストを使ったりと商魂逞しいと思いました。


2010/04/17

善福寺川に沿って散策

所用で荻窪へ。初めて来ました。小さなお店が沢山あって楽しそうでした。「グルッペ」という自然食品のお店も興味深いです。
2時間ほど時間が空いたので散歩することにしました。iPhoneで地図を確認したところ、南に善福寺川が流れていることがわかったので川沿いに歩いてみることにしました。荻窪南口仲通りの商店街を南へ進み「忍川上橋(おしかわかみばし)」で善福寺川の右岸に渡りました。ちなみに上流から下流を眺めたときに右側を右岸と言うらしいです。
渡った先にある「おしかわ公園」には、このあたりにゆかりのある与謝野晶子さんに関する説明がありました。
おしかわ公園


下流の「忍川橋(おしかわばし)」で左岸に戻り川沿いの小道を下流に向けて歩きました。
ところが途中ファミリーマート荻窪団地前店、あるいは荻窪団地バス停付近に、善福寺川の流れに平行するようなあやしげな道があるのを発見しました。とりあえずその道を辿って見ることにしました。道幅は広く半分は「天神橋公園」という緑地になっています。善福寺川の昔の流れの跡かなのかなどと思ったのですがはっきりとした証拠は見つかりませんでした。
天神橋公園にあったベンチのデザインはすっきりしていてお気に入りです。
天神橋公園
天神橋公園と善福寺川緑地の間の道端に、人為的に編まれたと思われる植物を発見。
ねじり草


そのまま進み「善福寺川緑地」に到達しました。川に沿った広い公園です。なかなか雰囲気の良い公園です。桜は終わってしまっていましたが、赤紫色の鮮やかな花を咲かせている木がありました。ハナズオウ(花蘇芳)?
菊桃?

川沿いばかりを歩いてもつまらないので蛇行する川をショートカットしてみました。住宅街をぬけ五日市街道に出ました。「豊多摩高前」バス停の近くのお屋敷にとっても大きな木が生えていました。武蔵野の雰囲気があります。
巨木

東へ進み、昔の鎌倉街道だった道を渡り再び善福寺川緑地に入りました。川沿いを更に下流へ進み途中から和田堀公園に入りました。どちらも都立の公園ですが何故か2つに分かれています。公園の中に昔風の釣り堀があり、のんびりした雰囲気を醸していました。その近くにの和田堀池はバードウォッチングで有名な場所なようです。独特な高い鳴き声が聞こえたので辺りを見回してみると幸運にもカワセミを見つけることができました。池の近くではフラダンスをやっているグループがあり写真撮影をしていました。

そこから更に東へ向かい、大宮橋を渡って杉並区郷土博物館に立ち寄りました。常設展示で杉並区内の農業用水の水路の地図が展示してありました。そこに先ほど気になっていた天神橋公園が成宗村分水という水路の跡であることがわかりました。江戸時代に作られた水路だったそうです。トンネルを掘ったりと大がかりな工事だったようです。
暗渠や水路のことをネットで調べているとよく加瀬竜哉さんという方のページに行き当たります。暗渠など実際に足を運んで詳しく調べています。音楽をされたりと多才な人なようです。
博物館では「杉並区・青梅市交流協定締結記念写真展 吉川英治展 —大衆と歩んだ作家の素顔—」と題された特別展示もありました。

時間が押していたのでいそいで駅へ。北へ進み丸ノ内線の新高円寺駅へ向かうことにしました。あとで地図を見ると丸ノ内線方南町支線の方南町駅も割と近かったようです。方南通りの下をもう少し延伸して井の頭線まで繋げたら便利そうなのになどと思いますが、丸ノ内線の容量の問題などで難しいのかもしれません。


新高円寺駅から丸ノ内線で新宿へ。高島屋に立ち寄りました。地下の食品売り場で京都の「美玉屋(みたまや)」の黒みつだんごが売られていたので買ってみました。とっても美味しかったです。京都に行ったらお店にも行ってみたいです。

2010/04/11

デッサン体験

神保町のザ・ハンバーグでランチを食べました。ジューシーで美味しかったです。
ザ・ハンバーグ

今日は文房堂アートスクールの一日無料体験レッスンに参加しました。もう3回目です。今回は齋藤悠紀先生によるデッサンをはじめようです。1/4に切ったカボチャを鉛筆でスケッチしました。2時間ずっと集中して描いていましたがあっという間でした。影の付け方などのテクニックを色々教えていただきました。鉛筆のデッサンは手軽に出来るし意外と面白いと感じました。


靖国通りを東に歩いて小川町駅の近くにあるバードウォッチングの専門店ホビーズワールドに行きました。日本野鳥の会が発行している<ハンディ図鑑>新・山野の鳥<ハンディ図鑑>新・水辺の鳥を買いました。初心者用でありコンパクトで実際のフィールドで便利そうです。店員さんはとても親切で双眼鏡を丁寧に説明してくれたりします。


新宿に移動し、タカシマヤに行きました。催事で大九州展が開かれていました。茂木一◯香本家の元祖・長崎生どら(びわ)を食べました。冷凍されていいるので半解凍されるのを待ってから食べる仕様でしたが、待ちきれずにまだ溶けてないうちに食べてしまいました。でもとっても美味しかったです。

2010/04/10

美術館巡り 両国&竹橋

光ヶ丘公園のバードサンクチュアリに立ち寄りました。今日もカワセミを見ることができました。
大江戸線に乗って新宿西口駅へ。密集しているチケットショップで小野竹喬の展覧会のチケットを格安で手に入れました。
再び大江戸線に乗って両国へ。大江戸線は便利なところを走っているのですが速度が遅い気がします。
江戸東京博物館で開かれている「チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展」という特別展を見ました。金で作られた装飾など、一時はヨーロッパまで支配が及んでいたモンゴル帝国の繁栄の様子を見ることができました。モンゴルを扱った展覧会なのですが、多くの展示品が現在のモンゴルではなく中国の内モンゴル自治区から来たもののようでした。
チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展
時間があまり取れませんでしたが常設展も見ました。やはり外国人観光客が多かったです。日本では珍しいですが展示品の写真を撮っても良いのがいいです。

昼食はJR両国駅の南側の国道14号沿いの元禄二八そば「玉屋」で食べました。僕は特製の二八もりそばの大盛り、うっこは玉屋定食にしました。そんなに高級なお店ではないですがおいしいおそばを安い値段で食べることができました。おすすめです。
玉屋
玉屋


両国駅から再び大江戸線に乗り、門前仲町で東西線に乗り換えて竹橋に到着しました。
竹橋駅に直結している毎日新聞のパレスサイドビルディングに立ち寄ってみました。1966年に出来たビルだそうでかなり暗くて古い感じはしました。でもデザイン的にはおしゃれな感じがします。

そこからすぐの東京国立近代美術館で開かれている「生誕120年 小野竹喬展」を見ました。朝チケットショップでチケットを手に入れておいたので安く見ることができました。会期終了間際とあって多少混雑していました。明るく鮮やかな色が印象的でした。年代による作風の変化も分かりやすく展示されていました。松尾芭蕉の俳句の印象から描いた「奥の細道句抄絵」が楽しいです。
《奥の細道句抄絵 田一枚植ゑて立ち去る柳かな》1976年 京都国立近代美術館蔵
小野竹喬展


まだ時間があったのでさらに近代美術館工芸館にも行きました。「所蔵作品展 近代工芸の名品―花」と題して「花」をテーマとしたいろいろな工芸作品が展示されていました。まさに桜の時期にふさわしい展覧会でした。デザインのモチーフとしての自然は安心感を感じさせます。花はさらに華やかさも加えられます。個人的には金工、漆、ガラスの作品が好きです。


その後、千鳥ヶ淵を散策しました。桜は満開を過ぎて既に散り始めていましたがその桜吹雪も美しいです。ボートも楽しそうですがかなり並んでいました。
千鳥ヶ淵
お堀端のインド大使館の建物が新しくなっていました。どうせならもう少しインドらしく作ると良かったのにとも思いました。


さらにその後、靖国神社にも訪れました。昭和を感じさせる外苑休憩所でみそおでんを食べました。遊就館は遅くてもう閉館していました。軍馬の像があり人参が備えられていました。ちびまる子ちゃんの映画「わたしの好きな歌」の中に登場した童謡「めんこい仔馬」も軍馬の歌だったことを思い出しました。平和を願う気持ちは皆同じだと思います。
靖国神社
軍馬


その後、九段下とは反対方向に進み市ヶ谷駅へ行きました。都営新宿線に乗り新宿三丁目へ行きました。
世界堂で画材を見た後、新宿通りを西へ進みました。新宿三丁目交差点にあるマルイワンにかわいらしいディスプレイがあったので入ってみました。この日は1階で「Manga Girls Inspiration(マンガ・ガールズインスピレーション)」と題して日本のマンガをテーマにして様々なブランドとコラボしたカスタムブライスが展示されていました。4階には代官山にあるBlytheの専門店「Junie Moon(ジュニー・ムーン)」のお店が入っていてました。
ブライス
この新宿マルイワンはビルまるごと所謂最近の「カワイイ」感じに作られており、明確なコンセプトを感じ取ることができました。副都心線開業による効果が期待されていた新宿三丁目周辺ですが、近くにあったインザルーム新宿本店が2010年2月28日で閉店したりと昨今の不況の影響とは無関係とはいかないようです。小売業の苦悩が感じられました。
ふと、丸井がスポンサーだったフジテレビの番組「ROOMS(ルームス)」を思い出しました。

夕食に久しぶりにリンガーハットに行ってみました。国産野菜を480gも使用した「野菜たっぷりちゃんぽん」というメニューもありました。確かに野菜が多かったです。味はそこそこです。

2010/04/06

神田明神と聘珍楼

御茶ノ水の歯医者の後、時間があったので近くの神田明神に行ってみました。桜がとってもきれいに咲いていました。
神田明神資料館という施設もありましたが土日祝しか開いていませんでした。
神田明神
神田明神
境内には東京芸大学長の宮田亮平さんの作品がありました。海の動物たちが沢山いて楽しい作品です。
えびす様尊像
駐車場の上に屋上庭園が作られていました。緑が沢山あってとっても良い場所です。こんな場所がもっと増えればと思います。
屋上庭園

神田明神の隣りの宮本公園には材木商を営んでいた遠藤家の旧邸宅が移築されていました。そんなに大きくはなにのですがとてもしっかりとした作りでさすが材木商だと思いました。
遠藤邸


その後、新宿の三井ビル54階にある聘珍樓でランチを食べました。平日のみのランチセットがとってもおとくです。すこしかすんでいましたが景色もとっても素晴らしいです。かなりおすすめです。
聘珍楼
聘珍楼
聘珍楼
聘珍楼

2010/04/04

最後の歌舞伎座

有楽町の国際フォーラムで開かれている「アートフェア東京2010」に行きました。最終日でもありとても混雑していました。いろいろなギャラリーが一押しの作家の作品や自慢の作品を所狭しと展示していました。普通の美術展と違いギャラリーが主体なのでアートのお金に関する側面が感じられる場所でした。絵画が多いですが僕個人としては立体の作品が楽しかったです。

その後、近くのブリックスクエアにあるロブションのカフェで休憩しようと思ったのですがとても混んでいました。しかたないので「Échiré - Maison du Beurre(エシレ・メゾン デュ ブール)」でフィナンシェを買って食べました。高いですがバターの風味が美味しいです。出来立てもおいしいですが2、3日経ってからも美味しいそうです。
フィナンシェ
さらにその隣りにあるスペイン王室御用達のチョコレート屋「CACAO SAMPAKA(カカオ サンパカ)」というお店で「ジャラッツ」というカカオソフトクリームを食べました。上品な甘さで美味しかったです。他にもホットチョコレートドリンク用フレークなんてのもあって美味しいそうでした。

そこから丸の内仲通りを南に進み途中にあった「丸の内カフェ」で休憩しました。2階にはデスクが並んでいた電源なども無料で利用できるようです。かなり便利そうな施設です。サイエンスカフェなども開催されているようでした。

日比谷駅から日比谷線で2駅、東銀座駅まで地下鉄に乗って出口からすぐの「岩手銀河プラザ」という岩手県のアンテナショップに行きました。5月に盛岡に行く予定があるので下調べに来たのでした。南部鉄器や南部煎餅、冷麺などいろんな名物が売られていました。観光地のパンフレットなども手に入れることが出来ました。楽しみです。

晴海通りを銀座方面にあるいていると歌舞伎座に一幕見の列ができていました。その日は歌舞伎座さよなら公演の「御名残四月大歌舞伎」が行われていました。
御名残四月大歌舞伎
並んでいるのは第三部です。聞いてみたらまだ座って見ることができるかもと言っていたので並んでみることにしました。初めての歌舞伎です。第三部は2幕から構成されていて前半は「実録先代萩」、後半は「歌舞伎十八番の内 助六由縁江戸桜」という演目でした。初めてなのでそんなに長く見るのも大変かと思い前半の1時間だけにしました。1000円はとても安いと思います。17:15くらいから並び始め、チケットの発売開始が17:50、開演が18:20でした。運良く中央部の座席を確保することができました。
劇の内容は以下の通りです。

 奥州伊達家では、お家乗っ取りを企む江戸家老の原田甲斐一味が、幼い藩主の亀千代の命を狙っているため、伊達の一門、伊達安芸が一味の反逆をくいとめようと闘っています。安芸の娘である乳人浅岡も父と心を合わせ、忠臣松前鉄之助とともに亀千代を日夜守護しています。
 ある日、御殿に籠りきりの亀千代を、局の沢田、錦木、呉竹、松島らが慰めるところ、家老片倉小十郎が、甲斐一味の連判状を持参して出府します。一味の悪事の証拠が手に入って喜ぶ浅岡に、小十郎は国元から連れてきた子をお目見得させたいと申し出ます。この子こそ、離れ離れに暮らしてきた浅岡の実子の千代松。わが子に会いたさにちぢに乱れる浅岡でしたが、主君への奉公が第一と、会わずに帰そうとします。ところが亀千代の命で召し出された千代松。浅岡はお家の危機を語り、お家安泰となった時には親子と名乗ろうと話すと、千代松もそれを受け入れるのでした。
 〝子別れ〟の代表的な一幕をお楽しみください。

ありがちな人情話です。開演前に話の筋書きを良く読んで理解しておいたので意外とストーリーを追うことができ十分楽しむことができました。登場する幼い藩主の亀千代がかわいらしかったです。他にも有名な松本幸四郎さんが片倉小十郎役で登場していました。絶妙なタイミングで観客から発せられるかけ声や俳優が花道から退場する際に見栄を切る姿など、劇場の最後部ですが歌舞伎の雰囲気は十分感じることができます。たまたま持っていたバードウォッチング用の双眼鏡が役に立ちました。
幕見の客の半数くらいが外国人観光客のようでした。近くの三越や松坂屋などと異なり、アジア系ではなく欧米系の外国人が多く感じました。
劇場自体はやはり狭く古いので立て直しをした方が良いと思いました。歌舞伎の伝統に見合った立派な劇場が出来ればと思います。また訪れたいです。

晴海通りを西に歩き三越方面へ。現在ある銀座三越本館の裏に新しく新館を建設中です。大分出来上がっているようでした。
日産銀座ギャラリーにコンセプトカーの「ランドグライダー」と2010年内に発売される100%電気自動車の「リーフ」が展示されていました。ランドグラインダーは前後に2人乗れるようになっていました。バイクのような感覚で楽しそうです。リーフは性能は良いのだと思われますがデザインが冴えないと思いました。

丁度桜の時期なので浜離宮まで歩いて桜のライトアップを見に行きました。銀座からは歩けますが結構距離がありました。
きれいな夜桜を見ることができました。潮入の池に浮かぶ中島の御茶屋の風景は見事です。背景の汐留シオサイトのビル群も悪くないです。帰りは銀座線の新橋駅まで歩きました。これも距離がありました。