今も残る戦争遺構、掩体壕
光が丘公園近は現在は都内有数の面積を誇るのどかな公園です。
でも戦時中は首都防衛のために陸軍成増飛行場が急遽建設された場所でした。
戦後はGHQに接収されてグラントハイツと呼ばれる駐留軍の住宅として使われていたそうです。まるでアメリカのような広々とした住宅が立ち並び、娯楽施設などもあったそうです。
しかしながら現在はほとんどその面影をみることはできません。
ところが調べてみるといくつかその当時の遺構が残っているらしいのです。
その一つが今回訪れた「掩体壕」と呼ばれる施設です。掩体壕とは戦闘機を隠したり敵の攻撃から守ったりするための格納庫のようなものだそうです。
今回見つけたのはかまぼこ型のコンクリートでできたタイプでとても丈夫そうでした。現在でもその上に家が建てられているほどです。
一見何の変哲もない平和な住宅街に突然現れる遺構は、かつてこの場所から戦闘機が飛び立っていったことを気づかせてくれます。