eatrip そしてハンバーグ
シブヤ大学というものがありまして、実際には大学ではないのですが様々な興味深いイベントが渋谷を中心に催されています。
その中に『ごはんのじかんです。~映画「eatrip」から考える“食べること”~』というイベントがあったのでぎりぎりでなんとか申し込みを行い参加してきました。
今回の授業は渋谷区内にある恵比寿ガーデンシネマで行われました。前半は「eatrip」という映画を鑑賞しました。食をテーマにした映画でフードディレクターである野村友里さんが監督された作品です。本門寺の住職さんや浅野忠信さんなどさまざまな人の食に関するエピソードが次々と映し出されていきます。ヨーガンレールという名前のデザイナーの人も登場しました。溶岩とレールを想起せざるを得ない名前が印象的でした。
その後隣の座席の人と映画の感想や食に関する問題に関してディスカッションをする時間となりました。見知らぬ人同士ですがわりと活発な議論が行われているようでした。参加者のモチベーションの高さが伺えました。私の場合は隣はうっこなので議論は僕がもう少し食の大切さを意識しながら食べ物を口に運ぶようにすべきであるという結論になりました。
その次はパネルディスカッションです。パネリストは監督の野村友里さんと、オーガニック食材などの宅配を行っている「大地を守る会」の活動にも携わっている作家の廣瀬裕子さん。そしてタレントの渡辺満里奈さんです。会場の人の方からも映画の感想やパネリストへの質問など多数のコメントが集ってなかなか盛況でした。満里奈さんの産後の甘味食べまくりのエピソードが面白かったです。とにかく満里奈さんがすてきでした。
今回のイベントで僕自身が感じだことは、たとえば旬の食べ物を食べるようにするにしてもそれぞれの食材の旬がいつなのか分からなければ始まりません。子供の頃からの家庭や学校での食育が重要であると思いました。
一方でまだ世界には生きるのに十分な食物を確保するのが難しい人々がいます。エコだのオーガニックだの言って食べ物を峻別する余裕のある人は世界の人口の何割程度なのでしょうか。生きるために遺伝子組換え食物や農薬を用いた安価な食物を必要としている人々も存在している事実を無視してはならないと思います。
こんなことを学んだ後ですが恵比寿で人気のハンバーグ屋「俺のハンバーグ」で昼食を食べることにしました。1時過ぎでしたが15分くらい外で待ちました。僕は俺のハンバーグ、うっこはハンバーググラタンを注文しました。俺のハンバーグは意外にあっさりしていました。逆にハンバーググラタンはかなりこってりしていました。もちろんおいしいですが以前食べた「モンブラン」のハンバーグのほうが僕は好みでした。
俺のハンバーグ
ハンバーググラタン
食後もう一度ガーデンプレイスの方に戻りました。サッポロビール本社そばの庭園にきれいな花が咲いていました。
そのあとガーデンプレイスにきたらいつも立ち寄る「麦酒記念館」に行きました。もう何度も来ているので最初の展示はすたすたと通過してしまい最後の試飲コーナーに急行し、飲み比べセットを注文しました。メジャーヴァイスという酵母入りのビールが一番おいしかったです。
そのあとほろ酔い気分で東京都写真美術館に入りました。コレクション展「旅」第1部「東方へ 19世紀写真術の旅」という展示会を見ました。江戸時代や明治時代の日本の写真が興味深かったです。
恵比寿ガーデンプレイスはのどがでお気に入りの場所です。