サラリーマンは、スジを通せ
2010年2月2日に放送された「プロフェッショナル 仕事の流儀」を見ました。
今回は鉄道ダイヤ作成を行っている東京メトロの牛田貢平さんを取り上げていました。1日に600本も運行されている東西線のダイヤを作成する過程が放映さていたのですがコンピュータを使っているシーンがあまりありませんでした。そのかわり実際に現場に出向いて運行状況や乗客の動態を観察する場面が強調されていました。相互乗り入れなども考慮しなければならない複雑なダイヤを頭の中で作り上げていくのに驚嘆しました。
一見、このような複雑な作業はコンピュータを使った方が効率的にできるような気がします。でも実際にはあまり使われていないようなのできっとうまくいかないのでしょう。コンピュータで作るには乗客の動向を正確にシミュレートする必要がありそうですが、そのパラメータが膨大になりすぎるのかもしれません。人間が現場を観察してその時の印象というある程度圧縮された情報を基に作成した方が現実的なのかもしれません。
東西線のダイヤはほぼ彼一人で作成しているようでした。でも世の中には常軌を逸したレベルの鉄道マニアなんていうのもいて驚愕に値するほどの緻密な作業を行ってしまうような人も中には存在するはずです。保安上?の理由からか現状のダイヤや乗客動向の詳細なデータは公開されていませんが、もしそれらのデータを一般に公開しダイヤ作成コンテストなんてのを開催したらもしかしたらとても良く出来たダイヤが送られて来るかもなんて思ったりもします。