2010/12/26

初の沖縄本島

羽田に行くのにいつもモノレールではなく大門で大江戸線から浅草線に乗り換えます。モノレールは乗り換えが少し面倒です。

羽田空港到着後、飛行機の出発までの時間が短かったので羽田空港国内線ターミナル駅のエスカレーターの位置を調べてみました。
ANAに乗るには8両編成の場合前から3両目に乗車するのが良かったです。
電車を降り、急ぎ足でセキュリティーゲートを通過し搭乗口まで来ました。たった10分で到着してしまいました。すこし早すぎました。

事前に予約した座席は747二階席の前から2列目の右窓側です。この座席は前に座席が無いのでゆったりです。
沖縄へ向かう便の場合は右側がおすすめです。富士山も良く見えました。
富士山


伊勢、熊野上空を通過し太平洋上に出ました。到着時刻が近づくと眼下に沖縄本島が見えてきました。普天間基地の移設先の候補地として名前が上がっている辺野古のキャンプ・シュワブが見えました。珊瑚礁で囲まれているのがよくわかります。
辺野古

程なく那覇空港に着陸しました。空港からは沖縄都市モノレール「ゆいレール」。ゆいレールという名前は「ゆいまーる」という沖縄の言葉に似ていて素晴らしい名前だと思います。
旭橋駅へ下車しました。近くには那覇バスターミナルがありました。戦前はこの場所に那覇駅という鉄道の駅があったそうです。
その近くの宿泊するホテル東急ビズフォート那覇に荷物を預けました。新しいくておしゃれな雰囲気です。湯船が無いのが少しがっかりです。

昼食を食べに歩いて国際通りへ向かいました。さすが沖縄、12月にも関わらずとても暖かいです。
お土産屋が並ぶ通りをしばらく歩いて市場中央通りという商店街に入って行きました。入り口でサトウキビを買いました。100円です。かじると白いにも関わらず黒糖の味がします。
市場中央通り
しばらく進むと「牧志公設市場」という施設がありました。1階には肉屋や魚屋などが所狭しと並んですごい活気です。2階は食堂になっていて、1階で購入した新鮮な魚などを提携しているお店でその場で調理してくれます。今度利用してみたいです。
牧志公設市場
牧志公設市場

昼食は市場のすぐ近くのお店で沖縄そばを食べました。350円で安くて美味しいです。島とうがらしを泡盛に漬け込んだ「コーレーグス」というちょっと辛い調味料をかけて食べると美味しいです。
夕食は「竹茂那覇店」に行きました。いろいろな串が美味しかったです。


翌日の昼は再び国際通りへ。牧志市場のすぐ近くの「あかさたな」というお店へ行きました。天ぷらの定食を食べました。どれも美味しかったです。
その後、付近を散策しました。西表島産の黒糖が500gで300円と安かったです。平和通り商店街という地元の人も多く見られる商店街を通って国際通りへもどってきました。向かいには三越がありました。国際通りを東へ進み、牧志駅からゆいレールで終点の首里駅へ向かいました。路線は道路上に建設されたこともありカーブはきつく起伏も激しいです。沖縄本島にはモノレールが合っていると思いました。

首里駅を降り首里城へ向かいました。途中ネコに出会いました。
沖縄のネコ
首里城の城壁はサンゴの化石で出来ているようです。
首里城
首里城
インフォメーションセンターの「首里杜館(すいむいかん)」を見た後、2000円札で有名な守礼門にやってきました。朱塗りが青空に映えます。2000円札が今ひとつ人気が無いようですが、故小渕首相の功績でもあるので大切にしてあげたような気もします。
守礼門
歓会門、瑞泉門、漏刻門などいくつかの門をくぐり「下之御庭(しちゃぬうなー)」に到着しました。この広場には「首里森御嶽(すいむいうたき)」という礼拝所がありました。ここ以外にも沖縄の至る所に聖域があります。
沖縄の海も臨むことが出来ました。
下之御庭
首里城

ここから先は有料(800円)です。「奉神門(ほうしんもん)」をくぐり、首里城正殿へ。途中、鎖之間では300円でお茶とお菓子をいただくことが出来るそうです。正殿は漆が幾層も塗り重ねられていてとても美しいです。
首里城正殿
首里城正殿


首里城公園を出て帰りは儀保駅へ向かうことにしました。「龍潭池(りゅうたんいけ)」の北側の道を歩いていると向かいに大きな空き地があるのに気が付きました。以前はここに「沖縄県立博物館」があったそうです。
その角を左に曲がり北へと進みました。すると左側に「耳チリボーズ」という童謡の説明がありました。童謡は何故か怖いものが多いです。
耳チリボーズ

道は下り坂になりました。すると右手に石で囲まれたほこらがありました。「安谷川嶽(アダニガーダキ)」若しくは「安谷川御嶽(アダニガーウタキ)」と呼ばれる場所で、首里城内にも似たような祠がありました。とても神聖な雰囲気がします。
安谷川御嶽
安谷川御嶽


そのすぐ先には「玉那覇味噌」という歴史ある味噌屋がありました。
真嘉比川を渡りすこし進むとゆいレールの儀保駅がありました。行きと同じ首里駅へ戻るよりもこちらの方が面白いです。

この日の夕食は「四つ竹 久米店」という琉球料理のお店でした。琉球舞踊もあってなかなか楽しかったです。


最終日は飛行機まで時間があたのでまたしても市内を散策しました。
県庁舎向かいの「パレットくもじ」というビルの中核テナントである「リウボウインダストリー」というデパートに入ってみました。とても活気があり沖縄県ではとても人気があるようです。
県庁舎駅からゆいれーるに乗り「おもろまち」まで行きました。そこから少し歩いて沖縄県立博物館・美術館へ行きました。建物もなかなか面白い形をしています。
沖縄県立博物館・美術館
到着して早速カフェ「茶花(ちゃか)」で休憩。沖縄県産の山城紅茶を飲みました。烏龍茶やキーマンに似た風味です。
茶花
外には赤瓦が印象的な沖縄の伝統的な住宅や、街中でも良く見かけた「石敢當」という魔除けも展示されていました。
赤瓦
石敢當
駐車場に補助犬用トイレがありました。初めて見かけました
補助犬用トイレ


時間があまりなかったので美術館だけ鑑賞しました。今回は「母たちの神-比嘉康雄展-」という企画展が開催されていました。琉球地方で広く行われている祭祀の写真で神聖な雰囲気がします。とても感動的でした。
常設展もさっと見て回りました。沖縄を題材とした岡本太郎さんの作品もありました。

駅へ戻る途中、「DFSギャラリア・沖縄」という施設に立ち寄りました。国内なのに何故免税?と思いましたが、沖縄振興特別措置法によって沖縄県外へ渡航するひとは関税がかからないそうです。出発2時間前までに購入し空港内の受け取りカウンターで受け取るそうです。
DFSギャラリア・沖縄


モノレールで那覇空港へ。夕食は1階の端にはる「空港食堂」という安いお店。「タコライス」を食べました。かなり美味しかったです。
空港食堂


空港でうっこに紅型のとってもきれいな風呂敷をお土産に買いました。ほかにもいろいろ買ってしまいました。
セキュリティーチェックを済ませ、搭乗口前でテレビを見ていたら「きんくる 〜沖縄金曜クルーズ〜」というNHK沖縄放送局制作の沖縄県向けの番組が放送されていました。「コザ騒動 40年目の証言」という内容でした。こんな事件があったことは知りませんでした。
滞在中あまりアメリカ軍や基地の問題には気が付きませんでしたが、問題が依然として存在していることに気付かされました。


機内でクリスマス風のフィナンシェのお土産があったので買おうとしたら売り切れでした。代わりに西野之朗さんプロデュースのクッキーを買いました。とても美味しかったです。


空港に到着しいつもどおり京浜急行に乗ってしまいました。直通が無い場合はモノレールの方が明らかに早いです。