光が丘の河川と牛房
光が丘公園付近を源流とするいくつかの川の一つを辿ってみます。
練馬区旭町の「八丁堀児童公園」付近からスタートしました。八丁堀とは昔の地名でこの付近にあった用水堀が八丁(900m)あったのが由来だそうです。
向かいには都立光丘高校があります。「が」若しくは「ヶ」が入らないのが特徴です。東西に走る道路と高校の間に堀のような窪地がありました。田柄川の遊水地だそうです。
高校の北側には「JST(科学技術振興機構)」の施設があります。どのような経緯でこの場所にあるのか謎です。
その脇を西に入っていくと明らかな窪地が観察できます。これが川の跡だと考えられます。
下っていった川沿いには「丸彫聖観音立像廻国供養塔」という像がありました。成増飛行場が建設される前は光が丘公園となっている場所にあったそうです。
道沿いに谷を下って行くと「旭町はんの木緑地」と呼ばれる公園がありました。美しい花を咲かせる立派な木が生えていました。この辺りは谷戸と呼ばれる土地で湧水も沢山あったそうです。
とんぼ池と呼ばれる池もありました。
さらに谷を下ると光が丘公園に入ります。光が丘公園の北西側に盲腸の様に飛び出した場所です。
成増飛行場が接収されグラントハイツと呼ばれる米軍住宅があった時代、低くなったこの場所に汚水処理施設があったそうです。
さらに谷の道を下ってバス通りに出る場所は光が丘公園牛房口と呼ばれます。このあたりに以前に「花岡学院」と呼ばれる学校があったそうです。
交差点を過ぎて白子川へ向かう途中には「浩乃湯(こうのゆ)」という銭湯があります。昔ながらの作りです。利便性は高いですがやはり景観的にはコインランドリーが残念です。
小源治橋で白子川を渡り銭湯の反対側に来てみました。明らかにかつての川と思われる跡が残っていました。
牛房コミュニティーセンターに自転車を止め付近を散策してみました。和光市の牛房(ごぼう)地区は古い蔵など昔の佇まいがわずかに残っています。
「天王様の坂」と呼ばれる坂は昔の清戸道に相当するそうです。その坂の途中に八雲神社へ向かう鳥居があります。急階段です。
神社の境内は牛蒡八雲台憩いの森公園となっていてます。静かで眺めも良いです。