2010/06/13

はやぶさ帰還を果たす

最近のマイブームだった小惑星探査機のはやぶさがいよいよ帰ってきます。
僕自身は特別宇宙好きというわけでも無いのですが科学全般には興味があるのでここしばらくはずっと気にかけていました。

数々のトラブルが発生しましたが、その度にはやぶさ自身(実際には設計者)や地球上の管制官の工夫や努力によってようやく帰還直前までこぎつけました。
ただ最後の大気圏突入もまた危険なミッションです。サンプルが入っていであろうカプセルを確実に放出し本体は大気との摩擦で消失します。放出したカプセルは燃え尽きること無く減速しパラシュートを開き、地面に激突することなくオーストラリアの砂漠に降りなければなりません。


いよいよ大気圏突入の時間となりました。和歌山大学のグループによるUstreamでの中継があるということなので繋げて見ていました。さすがにフレームレートが遅かったです。でも予定の時間になると突然画面の中央やや右側がぱっと明るくなりました。現地スタッフの歓声も聞こえてきました。少し右上に流れるような画像になり30秒ほどで消えました。ライブで見ることができて感動的でした。
明るく見えたのはいわゆる火球と呼ばれているものではやぶさ自身が燃えた光です。地球への帰還を夢見ていたはやぶさはサンプルを無事に届けるという使命を立派に遂行し、最後には地球の土を踏むこと無く直前に燃え尽きてしまいました。
はやぶさ