2010/06/04

「くらしと測量・地図」展に大興奮

所用でお茶の水へ。
聖橋から神田川を眺めていると、遊覧船のような船が2隻登っていきました。乗ってみたいです。
神田川

6月3日は「測量の日」らしく、新宿駅西口地下広場で「くらしと測量・地図」展というのが開催されていました。
戦災直後の東京の地図や河川の地図などとても興味ある分野だったので非常に楽しめました。
「くらしと測量・地図」展

たまたま先程眺めた「神田川流域立体マップ」がありました。とても欲しいです。
神田川

石神井川は今は王子駅の辺りを東へ進み隅田川に接続していますが、以前は王子付近から南下し谷田川(藍染川)に繋がっていたそうです。何故流れが変わったに関しては諸説あるそうです。この話は以前訪れた飛鳥山博物館の説明にもありました。
他にも世田谷区の等々力渓谷の辺り、谷沢川、九品仏川に関しても河川争奪もしくは人為的な開削などによる流路の変更があったそうです。これに関してはこのページが詳しいです。

水害の予想範囲を示したハザードマップもありました。自分が住んでいる練馬区のもありました。非常に興味深いです。


他にも「時空ナビ」といった興味深いシステムの体験もありました。下に沢山のICタグを仕込んだ巨大な昔の地図の上を歩いて、杖のようなセンサーで場所を指定すると手に持った小型のコンピュータ(工人舎のタブレットでした)やiPhone上に対応する場所の現在の地図が表示されるものでした。原理的にはgooのサイト上にある古地図と現代の地図を入れ替えて表示できるシステムと似ているような気はします。しかし、地図という二次元平面は足下に広がっているのが実際と近く、その上を実際に移動しながら視覚だけではなく体性感覚を伴った入力を持つことによって、なんとなくしっくりくる感覚があります。今回は間に合わなかったそうですがiPadを利用したアプライアンスの方が良さそうです。将来的には電脳メガネでしょうか。