台湾映画「海角七号」を見る
国立近代美術館工芸館を訪れす際に九段下で降りた場合、いつもは田安門を通り武道館を経由するのですが、今回は別ルートで行ってみました。
九段会館の前を通りました。昔は軍人会館と呼ばれていた建物で、現在国の所有なのですが日本遺族会に無償で貸し出されているそうです。でも今は屋上のビアガーデンにバニーガールがいるらしいです。
北の丸公園の東側にある「清水門」から公園に入って見ました。皇居周辺の整備された環境の中にあって珍しく荒涼とした雰囲気があり、味があります。
清水門の内側の雁木坂(がんぎざか)
国立近代美術館工芸館では「所蔵作品展 アール・デコ時代の工芸とデザイン」という展覧会が開かれていました。幾何学的でシンプルなのに格好良く見えるのは素晴らしいと思います。
「人間国宝・巨匠コーナー」にあった帖佐美行(ちょうさよしゆき)さんの公慶(捧げ物のための器)という金工作品が面白い形をしていました。足が4つあるのですがそれぞれが人の足のような形をしています。取っ手のような変な形の突起も付いて、まるでヨツコブツノゼミの様です。
ヨツコブツノゼミ(「へんないきもの」より)
ここからの最寄りの駅は東西線の竹橋だと思いますが、渋谷に行く場合は半蔵門駅まで歩くのもありなのですがちょっと疲れていたので近くの竹橋にしました。
渋谷に着いて東急本店のすぐ近くにある「VIRON(ヴィロン)」というお店でパンとサンドイッチを買いました。どちらもとても美味しいです。
来月、台湾に行く予定があるのでその準備として台湾の映画を見ることにしました。マークシティーの近くの「シネマ・アンジェリカ」という小さな映画館で放映されています。
邦題『海角七号 君想う、国境の南』、原題「海角七號(Cape No. 7)」という映画を見ました。2008年に台湾で公開されてタイタニックに次いで歴代二位の興行収入を上げたそうです。一見重そうなテーマですが、意外と軽快で楽しく見ることができました。音楽がなかなか良いです。
台湾の知人に聞いたのですが、登場人物が話している言葉自体が面白いのだそうです。台湾では公式には中国語の中でも「北京語(Mandarin)」が使われているそうで、都市部や若者の間でよく使われるそうです。一方「台湾語(Taiwanese)」という言葉も広く使われていて、こちらはより生活に密着しているのだそうです。舞台は台北ではなく台湾南部、いわゆる田舎の方ということでこの台湾語が多く登場しているのだと思います。
この映画館ではもう一つ『台北に舞う雪』「台北飄雪(Snowfall In Taipei)」という台湾映画もやっていました。こちらも非常に興味深いです。
台湾映画を調べてみるともう一つ『オーボワ!台北』「一頁台北(Au Revoir Taipei)」という映画がありました。残念ながらまだ日本では見ることができませんが、とっても面白そうです。現地でも日本語字幕が無いので理解ができなそうです。