2009/06/07

金工展、浜口陽三

日本橋三越本館の1階部分で「東京本染め手拭い製作実演」が行われていました。染めたくない部分に海藻などを含む防染糊をのせ染色します。染色液をたらした後、複数枚の生地をいっぺんに染めるので、色素の浸透を促進するために生地の下から吸引していました。実演で染めた生地を1枚買ってみました。防染糊は水洗いですぐ落ちて鮮やかなイルカの模様が現れました。
7階の新館催事場で行われている「第38回伝統工芸日本金工展」を見ました。今日は鑑審査委員委員長の井尾建二さんによるギャラリートークがありました。金属の形を作り出す数々の金工の技法や金属が潜在的に持っている色を表出させる着色技法などを丁寧に説明していただきました。
新館の入口を入ったところに現在東京芸術大学の宮田亮平学長によるイルカの金属工芸作品が飾られていました。先程の手拭いもこのイルカをモチーフにしているそうです。新館建物の外壁上方の三越の看板部分の装飾も同じく宮田先生の作品だそうです。

三越の向かいにアンテナショップ「奈良まほろば館」が出来ていました。せんとくんが出迎えてくれました。なんとなく気になる存在でキャラクターとしては良く出来ているなと感心します。


その後半蔵門線に乗って一駅、水天宮前駅で下車しました。ここには東京シティエアターミナル(T-CAT)がありますが一度も利用した事がありません。いまひとつ場所が不便です。2002年まではここで搭乗手続きや出国審査の手続きが可能だったそうです。
駅には「ロイヤルパークホテル」も隣接しています。地下にあるロイヤルデリカという店でパンを買いました。ブリオッシュがおいしかったです。

そのホテルの隣りに「古都里(ことり)」という稲庭うどんのお店がありました。人気の讃岐うどんなどとはことなり細めでつるつるしていてゴマだれにつけてもおいしかったです。天ぷらもおいしかったです。
古都里の稲にわうどん
古都里


次に「Musee Hamaguchi Yozo : Yamasa Collection」という浜口陽三さんの作品を展示している美術館に行きました。浜口さんはヤマサ醤油第10代目社長の三男ということでこの美術館はヤマサ醤油が運営しています。展示されていた少年時代の作品の中にヤマサ醤油のラベルを描いたものがありました。サクランボのシリーズなどかわいらしい作品が多かったです。2009年4月からぐるっとパス対象の美術館になったからかパスを利用しての入館者が多いようです。
作品を観た後、カフェコーナーでコーヒーとケーキを食べました。ホルトハウス房子さんという方のチョコレートケーキを取り寄せているそうです。ザッハトルテのようなタイプでとてもおいしかったです。

ぶらぶら歩いて水天宮にやってきました。安産・子授けで有名な神社だそうです。お礼参りなのか赤ちゃんを連れたカップルが多かったです。
水天宮
水天宮


そこから人形町方面に歩いてみました。この辺りは甘酒横丁と呼ばれているらしいです。「双葉」というお店で竹に入った豆腐を買ってその場で食べました。味が濃くておいしかったです。ほかにも有名なお店がいろいろあるようなのでまた機会があったら来て見たいです。

地下鉄で東京駅に移動しました。丸の内側のレンガ造りの建物の改築工事が進んでいるようでした。八重洲側に移動し大丸に行ってみました。改装されて新しくなってました。どのフロアでも店員さんがやけに多くて大丸の特徴なのかなと思いました。でも現在は建物の半分だけが改装されていて残り半分はまだ工事中です。したがって半分のスペースに今までの店員さんがいるので密度が2倍になってるのではとうっこが言ってました。確かにそうかもしれません。

お腹がすいたので東京駅一番街にある「魚がし日本一」という立ち食いのお寿司屋さんに挑戦してみました。かなりおいしくてびっくりしました。客の回転率やコストの関係で値段の割にはおいしいお寿司が食べられるのかもしれません。
その近くに「諸国ご当地プラザ」というお土産屋がありました。日本のいろんな地域の名産品やお土産が売られていました。その中に話題の八戸市議会議員の藤川優里さんらしき人が描かれたお菓子が売られていました。ちょっとほしいです。
美しい市議会議員のお菓子
藤川優里


もう遅いので帰ろうと思いJRの改札内に入ったのですがそこはかつては銀の鈴広場と呼ばれていた場所なのですが現在は「GRANSTA(グランスタ)」という名前のいわゆる駅ナカのおしゃれなショッピングモールになっていました。銀の鈴はまだありました。これもまた芸大の宮田先生の作でイルカのモチーフが使われていました。
「DRIPMANIA(ドリップマニア)」という店のコーヒーを飲みました。お姉さんが丁寧にペーパードリップしてくれます。とってもおいしく感じられます。