余市でウィスキー
札幌から少し離れたところにも行ってみよう思い、昨年は小樽に行ったので今年はもう少し先の余市に行ってみることにしました。
札幌駅の隣りの桑園駅から電車に乗りました。721系でした。転換クロスシートの座席から石狩湾がとても美しく見えました。そう思い、途中の朝里で下車する予定にしていたのでした。
朝里駅からすぐで海水浴場に出ることができました。非常にきれいな海でした。おそらく昆布だと思いますが採ってきて干してる人がいるのは関東とは違うとな思いました。
朝里から小樽までは731系のロングシートでした。小樽からはキハ40系でした。気動車は久しぶりです。2両編成でしたが立っている人もいるほどでした。小樽を出発ししばらく登りなのですがなかなか速度が上がりません。徐行運転をしてるのかと思うほどですが音は結構してます。もちろんエアコンはありません。旧性能の気動車だとこんなに遅いのかと驚きました。
余市駅で僕を含め多くの乗客が降りました。駅からすぐのニッカウィスキーの余市蒸留所に行きました。ガイドの人に丁寧に施設を案内していただいたので良く分かりました。その後試飲をしました。竹鶴政孝のウィスキー作りに対する情熱が隠し味となってよりおいしく感じられました。
レストランで北海道ということでウニ丼を食べました。積丹産だそうでとってもおいしかったです。
お土産にスナックモルトを買いました。ピートの香りがついていてうっこに大好評でした。ぜひお勧めのお土産です。もちろんウィスキーも買いました。シングルカスク余市10年というものです。樽番号408508と書いてあります。他に14I04Cとシリアル番号の様なものも書いてあります。アルコール度数が61%もあります。フルーツのような香りが感じられるウィスキーでした。
余市といえば毛利衛さんのふるさととしても有名なのですが、道の駅スペース・アップルよいちにある「余市宇宙記念館」は会社清算されて休館していました。残念です。
そこからさらに歩いてモイレ山の頂上にある「よいち水産博物館」に行ってみました。ニシン漁の道具などがたくさん展示されていました。「縄文の祈り〜栄町7遺跡と土偶〜」と題された特別展もありました。よく壊れた土偶などは発掘されますが意図的に壊す「形代(かたしろ)」として使用されたと考えられてきましたが、補修された跡があるものも発見されたりと従来の説が見直されてきているそうです。
小さい子供や新生児の足の形をとった土製品がありました。他にも安産や子宝を願う土偶が多くありました。当時の人々の思いや願いを強く感じられました。
山を下って海側の「旧下ヨイチ運上家」に行きました。和人とアイヌ人の交易のための建物で江戸時代のものだそうです。当時の盛んに交易が行われていたことを思わせます。
北限の鮎が住むという余市川を眺めつつ「余市川温泉」に到着しました。建物の上にスペースシャトルがついてました。たくさん歩いたので汗を流してさっぱりしました。
帰りは札幌まで高速バスを利用してみました。非常に快適でした。これでは旧型の気動車では対抗できないなと思いました。
石狩湾に沈む夕日がきれいでした。