2010/04/17

善福寺川に沿って散策

所用で荻窪へ。初めて来ました。小さなお店が沢山あって楽しそうでした。「グルッペ」という自然食品のお店も興味深いです。
2時間ほど時間が空いたので散歩することにしました。iPhoneで地図を確認したところ、南に善福寺川が流れていることがわかったので川沿いに歩いてみることにしました。荻窪南口仲通りの商店街を南へ進み「忍川上橋(おしかわかみばし)」で善福寺川の右岸に渡りました。ちなみに上流から下流を眺めたときに右側を右岸と言うらしいです。
渡った先にある「おしかわ公園」には、このあたりにゆかりのある与謝野晶子さんに関する説明がありました。
おしかわ公園


下流の「忍川橋(おしかわばし)」で左岸に戻り川沿いの小道を下流に向けて歩きました。
ところが途中ファミリーマート荻窪団地前店、あるいは荻窪団地バス停付近に、善福寺川の流れに平行するようなあやしげな道があるのを発見しました。とりあえずその道を辿って見ることにしました。道幅は広く半分は「天神橋公園」という緑地になっています。善福寺川の昔の流れの跡かなのかなどと思ったのですがはっきりとした証拠は見つかりませんでした。
天神橋公園にあったベンチのデザインはすっきりしていてお気に入りです。
天神橋公園
天神橋公園と善福寺川緑地の間の道端に、人為的に編まれたと思われる植物を発見。
ねじり草


そのまま進み「善福寺川緑地」に到達しました。川に沿った広い公園です。なかなか雰囲気の良い公園です。桜は終わってしまっていましたが、赤紫色の鮮やかな花を咲かせている木がありました。ハナズオウ(花蘇芳)?
菊桃?

川沿いばかりを歩いてもつまらないので蛇行する川をショートカットしてみました。住宅街をぬけ五日市街道に出ました。「豊多摩高前」バス停の近くのお屋敷にとっても大きな木が生えていました。武蔵野の雰囲気があります。
巨木

東へ進み、昔の鎌倉街道だった道を渡り再び善福寺川緑地に入りました。川沿いを更に下流へ進み途中から和田堀公園に入りました。どちらも都立の公園ですが何故か2つに分かれています。公園の中に昔風の釣り堀があり、のんびりした雰囲気を醸していました。その近くにの和田堀池はバードウォッチングで有名な場所なようです。独特な高い鳴き声が聞こえたので辺りを見回してみると幸運にもカワセミを見つけることができました。池の近くではフラダンスをやっているグループがあり写真撮影をしていました。

そこから更に東へ向かい、大宮橋を渡って杉並区郷土博物館に立ち寄りました。常設展示で杉並区内の農業用水の水路の地図が展示してありました。そこに先ほど気になっていた天神橋公園が成宗村分水という水路の跡であることがわかりました。江戸時代に作られた水路だったそうです。トンネルを掘ったりと大がかりな工事だったようです。
暗渠や水路のことをネットで調べているとよく加瀬竜哉さんという方のページに行き当たります。暗渠など実際に足を運んで詳しく調べています。音楽をされたりと多才な人なようです。
博物館では「杉並区・青梅市交流協定締結記念写真展 吉川英治展 —大衆と歩んだ作家の素顔—」と題された特別展示もありました。

時間が押していたのでいそいで駅へ。北へ進み丸ノ内線の新高円寺駅へ向かうことにしました。あとで地図を見ると丸ノ内線方南町支線の方南町駅も割と近かったようです。方南通りの下をもう少し延伸して井の頭線まで繋げたら便利そうなのになどと思いますが、丸ノ内線の容量の問題などで難しいのかもしれません。


新高円寺駅から丸ノ内線で新宿へ。高島屋に立ち寄りました。地下の食品売り場で京都の「美玉屋(みたまや)」の黒みつだんごが売られていたので買ってみました。とっても美味しかったです。京都に行ったらお店にも行ってみたいです。