2009/03/14

伊東に行くならハトヤ♪

青春18きっぷがまだあるので日帰りで伊東に行くことにしました。
伊東に行くならハトヤなのでハトヤに行くことにしました。

東海道線で出発しました。18きっぷでもグリーン車が使えるので快適です。
この日は風か強く一部区間で減速運転されましたが最終的には2分程度の遅れで熱海に到着しました。
熱海からはリゾート21車両です。普通列車をこんな立派な車両で運用している伊豆急は素晴らしいと思います。立派ではありますがさすがにくたびれている感じは否めません。新しいアルファ・リゾート21も普通列車でも運用しているので機会があったら乗ってみたいです。

伊東駅から時間がギリギリだったのでタクシーで東海館に向かいました。今日はここで三味線体験をしました。
最初にこの東海館の案内をしていただきました。古い旅館だった建物を保存しているそうです。使われている木材がりっぱで今でも十分旅館としてやっていける感じがします。5階の望楼からは高い建物が増えた今でも美しい景色を眺める事が出来ます。
その後三味線体験です。ギターを少し弾く事は出来ますが三味線は全く初めてでした。しっかり構える事がまず難しいですし、大きなバチで3本の弦を弾きわけるのが難しいです。他の弦楽器と違って胴の部分が太鼓のような構造になっているので叩くといった感覚も必要だとおっしゃっていました。
三味線の構造から練習曲の「さくらさくら」までゆっくりと非常に丁寧に教えていただきました。最後には先生方のお琴や尺八と一緒に合奏するところまで出来るようになりました。また時には少し厳しく指導されることもありました。短い時間でしたが昨今のカルチャースクール等では体験できない日本独自のしきたりや作法といったものも同時に体験する事ができて非常に有意義でした。とっても良い企画なのでぜひ今後も続けていただきたいと思いました。
途中休憩時間に松川の流れを眺めながら抹茶と和菓子をいただきました。これもおいしかったです。
東海館
東海館


その後キネマ通り、湯の花通りと歩いて伊東駅に向かいました。昔ながらの商店街の雰囲気が残っています。
伊東駅からは送迎バスでサンハトヤに向かいました。海底温泉などがあるのは山側にあるハトヤではなく海に面したサンハトヤです。
広くて立派なロビーです。僕らは昼食+海底温泉入浴プランを予約していました。まず3階の大漁苑レストランで伊豆の漁師鍋(金目鯛)定食をいただきました。大きくて景色の良い食堂です。料理はどれもおいしかったです。
ハトヤ大漁苑
ハトヤ


その後やはりやってしまいました。釣り堀です。ほかにやっているお客さんが見当たらなかったので気が引けたのですがこのままでは「ハトヤに来て釣り堀をせず」になってしまうと思い意を決してチャレンジしてみました。僕は釣りも初心者ですが係の人が全部準備してくれるので簡単です。針を入れるとたちまちアジが食いつきます。竿を立てると魚を簡単に釣り上げる事が出来ました。釣り上げた魚はリリースは出来ません。必ず持ち帰るというルールです。結局4匹釣りました。ハトヤ独自の体系である「三段逆スライド方式」の恩恵をうけるには6匹以上釣る必要があるのですがそんなに釣っても食べきれません。氷入りの発泡スチロールパックに入れてもらいました。箱は結構大きいです。たくさん釣る事を想定しているようです。大きく「ハトヤ大漁苑」とロゴの入ったイカすビニール袋に入れてもらって任務完了です。

次に温泉です。最初は最近新しくなった屋内水着ゾーンの「古代ビーチ」に行きました。ジャクジーにつかってまったりとしてました。
その後魚も泳ぐ海底温泉です。大きな水槽がお風呂に接していて本当に海底にいるような雰囲気です。ぼーっと魚やウミガメを眺めていると時間が経つのを忘れてしまいます。まさしく竜宮城です。屋外の露天風呂も開放感があって気分爽快です。立ち上がると初島や相模湾を一望できます。
お土産コーナーでハトヤのボールペンを買いました。楽しげです。うっこはハトヤの大きめのマグカップです。いいお土産になりそうです。

ハトヤは小さい頃からテレビCMでなじみがあります。いつかは行ってみたいと思っていましたがついに念願が叶いました。しかも期待を裏切らない施設でした。ディナーショーをまだ体験していないので機会があれば今度はぜひ宿泊してみたいです。
来たのが土曜日だったせいか、日帰り客は少なめで浴衣を着た宿泊客が多かった印象です。最近の経済状況を鑑みるにこのような近場の宿泊でも客足が減少する傾向があるかもしれません。客単価の高い宿泊客だけではなく今後は日帰り客をも取り込める新たな施策を考える必要があるのかも知れません。東海館は成功しているような印象です。ぜひハトヤも昭和の伝統を守り続けていって欲しいと願っています。

伊東駅への帰りは送迎バスの時間が合わないのでとりあえず隣りにある道の駅「伊東マリンタウン」に行ってみました。徒歩5分程度です。建物はチープですが沢山のお客さんでにぎわっていました。日帰りの観光客がハトヤではなくこちらの道の駅に流れてきているそうです。伊東駅行きの路線バスの時間も合わないので駅まで歩くことにしました。海沿いの道は歩いても楽しいです。ゆっくり歩いて20分程度で駅に到着しました。
飲み物やおつまみを買い込んで伊東発東京行きの普通列車に乗り込みました。

帰りは小田原で途中下車しました。僕がよく知っている頃の小田原駅とは大分変わっていました。小田原地下街の「アミーおだちか」が地下街ではなくなっていました。バス停に地下からアクセスするためだけの設備になっていました。あれだけのものが無用になるのかと思うと寂しい気がします。地方都市の駅前の空洞化が甚だしいです。
かまぼこなどを買った後通りを進み左手の料理屋「だるま」で夕食を食べました。歴史のある店で建物がとても立派です。「こだわり天重」を食べました。タレがそんなに濃くなくて食べやすいです。とてもおいしかったです。小田原にはうなぎの柏又という有名な店もあるらしいので機会があったらそっちも行ってみたいです。
だるま
だるま
こだわり天重
こだわり天重


その後夜なのでどこまで行けるか分からなかったのですがぶらぶらと小田原城の方に歩いてみました。お掘を渡って階段を登って立派な常磐木門をくぐってとうとう夜の動物園までくることができました。ニホンザルが集まって寝ていました。象のウメ子はいませんでした。ライトアップされた立派な天守閣も近くで観ることができました。
小さい頃に来た遊園地の方にも行ってみました。コーヒーカップで気持ち悪くなったのが思い出されました。豆汽車はまだ走っているようです。小さな観覧車はなくなっていました。
もとは野球場だった駐車場の横の坂を下り旭丘高校の前を通って小田原駅に戻りました。

小田原からは東海道線、湘南新宿ラインを乗り継いで新宿に戻りました。
日帰りでもめいっぱい楽しむことができました。