パステル体験と伝統工芸展
神保町の文房堂アートスクールの中原周作先生による一日無料体験レッスン「パステル画をはじめよう」に参加しました。文房堂の無料体験に参加するのは2回目です。前回の藤原恭子先生の水彩がとっても面白かったのでまた申し込んでしまいました。
パステルを使うのは初めてなのでとても楽しみでした。パステルは顔料を固めたものですが硬めなものや柔らかめのものなど様々あるそうです。最初は指で絵を描いてみました。柔らかで繊細なタッチになります。後半は少し凹凸のある色紙にパステルで下地をつくって「フィクサチーフ」で固定してから並べられたモチーフをパステルでそのまま描いてみました。フィクサチーフという固定スプレーを巧みに利用する事によって絵の修正やおもしろい効果をだしたりと、パステルという画材そのものにも劣らない表現の手段として利用できるという事を知りました。
半蔵門線に乗って三越前へ。都心は日曜日が定休日の店が多いですが、日本橋三井タワーのレストランは開いていました。B1の「おぐ羅」というおでんのお店で昼食を食べました。僕はおでんの定食を、うっこはさんまの塩焼き定食を食べました。おでんもおいしかったですがさんまが脂がのっていてとってもおいしかったです。御飯が茶飯になっていておでんの汁を入れて炊いているそうです。おかわり無料なのでおいしくて3杯も食べてしまいました。日本橋三井タワーには他にもおいしそうなレストランがあるのでまた来てみたいです。
毎年日本橋三越で開かれている「第五十六回 伝統工芸展」を見に行きました。今回、日本工芸会総裁賞を受賞された前田正博さんの作品も展示されていました。先日菊池寛実記念智美術館で開かれていた前田さんの展覧会で作風の変化や独創性などを聞いていたので今回の作品もそうした歴史の積み重ねの上に出来上がっているものであるという認識を持って鑑賞するとまた違った良さが見えてくる気がしました。
他にもガラスの作品は色が華やかで美しかったです。
一つ下のフロアの美術サロンで「鹿島和生 金工展」が開かれていました。人間国宝であった祖父・故鹿島一谷氏に師事し、現代金工界のホープとして注目されている作家だそうです。布目象嵌が温かみを感じさせます。
他にもいろんな作家の個展などが開かれていました。このように大手百貨店は芸術振興に少なからぬ貢献をしているように思われます。もうすこし国、行政のレベルでのサポートが増えればと思います。
三越の向かいの「大和屋」で鰹節を買いました。血合いの入っていない上品なのを勧められましたが普通のにしました。ご飯にかけて少し醤油をたらすだけでとてもおいしいです。
すぐ近くの島根県と奈良県のアンテナショップにも立ち寄りました。「せんとくん」がいました。いま僕の中で奈良が熱いです。
その後、「メトロリンク日本橋」という循環バスが来たのですっと乗ってしまいました。以前は大きなバスでしたがこの便は小さいバスでぎゅうぎゅうでした。最近オープンした「丸の内ブリックスクエア」に行ってみようと思いついたのですが、この循環バスは東京駅の八重洲側を往復するので丸の内側へは直接行けません。仕方ないので「地下鉄京橋・宝町駅」のバス停で降りて鍛冶橋通りを西に歩きました。ちなみに丸の内側にも「丸の内シャトル」という循環バスがあるのですがこちらも東京駅の丸の内側のみを往復しています。派閥争いでもあるのでしょうか。少なくとも連絡できるバス停を設けてほしいです。
三菱一号館竣工記念「一丁倫敦と丸の内スタイル展」と題された展示が三菱一号館美術館で開かれていたので入ってみました。
設計者のジョサイア・コンドルは絵も上手で特に日本画が興味深いです。
梅佳代さんの写真も展示されていました。一号館の復元に携わった人たちの楽しげな写真が良かったです。
このブリックスクエアにはほかにも「cath Kidston(キャス・キッドソン)」や「Échiré - Maison du Beurre(エシレ・メゾン デュ ブール)」など人気のショップがありました。
その中の「LA BOUTIQUE de Joël Robuchon Marunouchi(ラ ブティック ドゥ ジョエル・ロブション 丸の内店)」でケーキとガレットを食べてみました。どちらも驚くほどおいしかったです。ロブションと名前が付くだけのことはあるようです。